高山昭和館に潜入したら思ひ出がぽろぽろ
高山市街散策中に「山下清原画展」と書かれた宣伝チラシが目に留まりました。
山下清と言えば放浪の天才画家、裸の大将、そしておむすびの人です。
そして、これだけは言いたい!私は塚地版よりは芦屋雁之助派です!!!
話を戻します。
山下清の原画が観られるなら一度観てみたいと思い、すぐにチラシに書かれた場所に行き、チケットを買うべく受付へ向かいました。
チ、チケットを一枚ほ、欲しいんだな・・・
受付のお姉さんにそう告げると
「高山昭和館との共通入場券ですとお得ですよ」と商売上手な誘い文句が。
絵だけ観たら帰ろうと思っていたのですがレトロ大好き人間が昭和なんて単語を出されたら無視できません。
何事も経験です。
結局別の場所にある高山昭和館のチケットも購入し、ひとまず原画展に入りました。
残念ながら原画展の絵は撮影禁止だったのでありませんが、有名な山下清の原画を至近距離で堪能できました。むしろ簡単に触れる距離に大した保護もなく貴重な原画が飾られていてセキュリティが心配になるくらいです。
有名な絵がこんな警備員もガラスケースもなしで無造作に置かれてるなんて・・・
絵を堪能した後、いよいよ高山昭和館へ。
入り口が個性的でワクワクが止まりません。
ガソリン46円!安い!
「君の名は」のポスター
高山昭和館は「写真好きなだけ撮っちゃって下さい」的な張り紙があったので遠慮なく撮影しました。
ここからは画像ラッシュです。
受付を済ませるともうじゃりんこチエの世界。
館内の通路はこんな感じになっていて、所狭しと昭和の物が並んでいます。
銭湯
入浴料大人23円とか毎日通いたくなります。今の銭湯は平均450円くらい。
【昭和30年の主な値段】
公務員の初任給が5900円なのにテレビが12万9千円。
ただの自転車と見せかけて原付バイク。
これはジュークボックスというやつでしょうか。
まだギリギリ動くようです。ゆっくりが大事!
どこの美人かと思ったら八代亜紀ッッ!?
なみだ恋は1973年リリースなので 、八代亜紀が22歳の頃。
有名なオロナミンCの看板
このメガネの人、大村崑(おおむら こん)さんという俳優らしいです。
ポリバケツのポスター
↑このチョビヒゲ、確実に客煽ってます。
家電がいっぱい
乾電池の自販機です。ナショナルの文字が懐かしい。
カセットテープの自販機。こんなのがあったのですね。
ウルトラマンの缶
扇風機と手動洗濯機と洗濯板
テレビの室内アンテナ。これはおそらく平成になってからの製品ですね。
自動洗濯機。横のハンドルは何かというと・・・
ローラーに洗濯物を入れて脱水させるためのものだったのですね。
ラジカセ。なぜコカコーラ?
これは炊飯器・・・ですよね?
懐かしのテレビです。
チャンネル回して~!という表現通り、昔はチャンネルは回すものだったんですね。
電子レンジ
電子レジ
。たしまいましでん読とキリンビールに通普初最
料理飲酒等消費税10%って何だろう?って思って調べてみたら
料理屋や旅館、遊興施設には特別地方消費税というものがかけられていたそうです。
(2000年廃止)
かき氷機
このカキ氷機を見るとちびまる子ちゃんのOPを思い出すのは私だけでしょうか。
ファンタと黒電話
民家を模した空間もありました。
テレビの下の台はラジオかな?右の変な機械は何に使うんだろう。
足踏ミシン。祖母の家にあってよくフミフミして遊んだ記憶があります。
となりのトトロに出てくるアレ( ∵ )
原付バイク
大型バイク
綿菓子製造機
ス、スターウォーズ?
ネオンブライト
野球盤&クイズダービーゲーム
赤さんが押すやつ
ブリキのおもちゃ
昭和の診療所
床屋
椅子には灰皿が付いてます
給湯機
ゴミ箱
井戸水
郵便屋さん
ここまでが一階の展示物です。
二階に移動すると学校で使われていた物が沢山置いてありました。
エナメルのバッグ
このカバン、おもひでぽろぽろっぽい。
ペンケース
缶のケースは落とすと爆音がします。
ハハッ
懐中電灯
教室です。下敷きがないとガタガタしそうな机ですね。
タイプライター。押しにくそうな配列です
ストーブ
したっけ!
教育勅語。
給食のお皿。アルマイト製。現代っ子はプラスチック。
どちらを使っていたかで世代がバレるというマジックアイテム。
世界興亡図表
戦前の物でしょうね。
昔の住宅
何かの道具。何に使うものなのか私、気になります。
※追記 2016/03/14
コメントにてこの機械は編み機であると教えていただきました。
家庭用編み機で 手編より高速で編み物が出来るようです。
貴重な情報ありがとうございました!!!
思わずSUGEEEE!と言ってしまいたくなる参考動画を貼っておきます。
電卓付そろばん
ダイエーの広告
私が中学生の頃、教育実習に来た女性の先生が、実習最後の日にダイエーのマークを黒板に書いて「このマークは永遠の未完成を表していて、成長し続けるって意味なんだよ。だから君たちも・・・」と熱弁していたのが心に残ってます。
以上で終わりです。
抱き合わせチケットで軽い気持ちで入ってみたら、思いのほか楽しくて写真を撮りまくってしまいました。
私は一人で観ていたので、何に使う道具かわからない物が沢山あったのですが、この時代を実際に生きてきた親や祖父母を連れて来ると、また違った視点から話が出来て楽しいかもしれませんね。
少しの間、過去にタイムスリップしたような感覚が味わえて良い時間を過ごせました。
後日談。
こうして飛騨高山を遊びつくしたあと、無事に帰宅。
家に帰って写真を見ながらふと、どうして高山で山下清原画展なんてやってたんだろう?と疑問に思い、ググってみると公式サイトらしきところに怪しげな文言が・・・
あぁあぁあ゛あ藍h類亞rえrじjfぢkrぎうあrzj
観光地にこういうのはよくあること。
真偽はわかりませんが、楽しかったからオッケーとしましょう。
そう、何事も経験が大事なのです!