ローカル遊園地に行こう!

日本でテーマパークといえば、アメリカからやってきた二つの巨大テーマパークを

思い浮かべます。入場する前から気分を高める演出が施され、隅々まで行き届いた非日常の世界にどっぷりと浸ることができ、まさに夢の国という言葉がピッタリです。

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 こうした巨大テーマパークに客足をとられながらも、生き残りをかけて必死に頑張る

日本のローカル遊園地。園内を見渡すと設備が錆びていたり、片隅に箒とチリトリが置いてあったり、現実に引き戻されることもしばしばですが、逆にそれが手作り感溢れる懐かしい感じがして、見ていて飽きません。

 

こちらは某遊園地の電気系モンスター。見た目は綺麗ですが、屋外に放置されているため風雨にさらされて内部が悲惨な状態に……。(本人の名誉の為、顔は加工済) 

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「お金を入れてもちゃんと動くかな?」とヒヤヒヤドキドキさせる憎い演出。ひょっとすると、子供たちは案外汚れやサビなんて気にないかもしれません。もちろん潤沢な予算があれば設備も新しく出来ますが、年々客足の減る小さな遊園地にはそれも難しい。

しかし地方の遊園地最大の魅力はこの設備の古さにあります!

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 「スーパーボールゴリラ

開閉するゴリラの口内にボールを投げつけ、歯をへし折るゲームです。

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アヒルのヨーイドン

競馬ならぬ競アヒルです。

 

皆さんも一度は見たことあるのではないでしょうか。地方の遊園地では、今の大人が子供のころに遊んだことのあるゲーム機が大切に整備され、現役で稼働しているのです。

子供達にとっては新鮮、でも大人にとっては懐かしい。ローカル遊園地の魅力は施設の古さゆえに、テーマパークでは中々味わえないノスタルジックな気分を味わえるところにあるのではないでしょうか。

 

じゃあ、田舎の遊園地はノスタルジーには浸れてもファンタジーには浸れないの?

そう思う方もいるかもしれませんが、ご安心を。彼らだってちゃんと工夫を凝らし、お客さんに夢の国のような気持ちになってもらおうと企業努力をしています。

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個性的なキャラクターが来園者をお出迎え!(2014年撮影)

 

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ハハッ……

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ホホッ///

 

楽しいイラストで、少しは夢の国に来たような気分になれましたか?

本日2015年11月18日にめでたく87歳の誕生日を迎えたネズミに似ていなくもないですが、気のせいです。

要するに、みんな違ってみんないい。巨大テーマパークも面白いですが、たまにはこうした、ゆったりまったり出来る地方の遊園地に足を運んでみると、違った楽しみ方が出来てよいのではないでしょうか。てなわけで、さあ、ローカル遊園地に行こう!

 

 

オマケ ~ネズミイラストの現在~

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どこに問題があったのかわかりませんが、なぜか塗りつぶされていましたとさ。ハハッ