琵琶湖の水はみんなのものだ

琵琶湖は関西の水がめだ。

そんなフレーズを昔からテレビなどで聞いていました。

 

ふ~んそうなんだ、と特に気にも留めていませんでしたが、調べてみるとあまりの衝撃的事実に震えが止まらない(SNS構文)

 

さらに表示

 

 

日本一高いダムとして有名な黒部ダムの貯水量が約2億㎥

日本一の貯水量の岐阜県徳山ダムが約6.6億㎥

 

対して琵琶湖の貯水量、約275億㎥

 

まさにケタ違いです。日本の発電用・農業用など全てのダムを合算しても約250~260億㎥らしいので、琵琶湖1つに勝てない計算になります。

 

琵琶湖へ流れる川が117本あるのに対し、琵琶湖から出ていく川は、明治に作られた琵琶湖疎水が出来るまでは瀬田川の1本しかなかったらしく、日本一の湖になるのも納得です。

琵琶湖の概要 - 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター

 

もちろん琵琶湖はダムと違って湖なので、全ての水を利用することは出来ません。生態系維持のために、実際に人間が水道水として利用できるのはほんの上澄みだけらしいので、ダムとの比較はあくまで計算上ですが、それでも「水がめ」という例えは、琵琶湖先輩を矮小化しすぎなんじゃないかと、そんなことを思った次第です。

 

そんな琵琶湖をまるまる抱え込んでいる滋賀県に行ってきました。

 

2026年5月&6月、目的は「成瀬は天下をとりにいく」の著者、宮島未奈先生のサイン会に行くことです。

 

2024年、本屋大賞を受賞した当作品の主人公成瀬あかりは、滋賀に生まれ、琵琶湖を愛する中学生。地元大津を舞台に常識にとらわれない発想と行動力で自分の道を突き進む、とても魅力的な主人公です。

 

残念なことに3作目となる大学生編「成瀬は都を駆け抜ける」をもって、成瀬シリーズはいったん完結となってしまったのですが、そもそも成瀬あかりは「二百歳まで生きる」と宣言しているので、成瀬あかり史にとって大学生なんて序章の序章すぎて、サザエさんで例えるならオープニングで観光地のコラボ映像が流れたと思ったらジャンケンが始まったくらいの感じなんです。

 

一言でいえば「宮島先生、続きが見たいです」ということです。

このモヤモヤを少しでも昇華させるために聖地巡礼&サイン会に参加してきました。

 

ちなみに、大津観光があまりに楽しかったのと、6月に行われたマンホールカード配布イベントに参加するために大津を二回訪れているのでごちゃまぜにして貼っていきます。

 

場所を紹介する都合上、多少話に触れることはありますが、物語のネタバレになるようなことは言わないので安心してマウスを下にシュッシュしてください。

続きを読む

これ見て心に突き刺され

最近、とんでもない法則に気付いてしまいました。

一目見て「ちょっと面白そう」と引きつけられる漫画や小説の多くが、タイトルのつけ方が絶妙に上手いんですよね。

 

いまさら翼といわれても

「いまさら翼といわれても」米澤穂信 [角川文庫] - KADOKAWA

この世は戦う価値がある

この世は戦う価値がある - こだまはつみ | ビッコミ(ビッグコミックス)

 

なかでも四・四・五のリズムでカッコ良くて力強いタイトルを付けられたら、それだけで中身が気になるし読んでみたくなりませんか?

 

かと思えば「チ。」というたった一文字に多くの解釈を持たせ、衝撃と余韻を残した名作もあったりして、タイトルのつけ方って個性的で面白いなとしみじみと感じます。

 

そんなわけで、今回は私がこれまでに出会った作品の中で、タイトルだけで引きつけられるのに中身も当然面白い、オススメの数々をジャンル問わず布教していきます!!

 

続きを読む

坂と猫とラーメンの尾道

『ぱすてる』というラブコメ漫画をご存じだろうか。

広島県尾道市を舞台に高校生の只野麦と月咲ゆうが同じ屋根の下暮らす、マガジンの一時代を築いた全44巻の青春漫画だ。

 

この漫画は尾道が舞台ということもあり、作中に尾道のお店やお寺、狭い路地や坂道など、随所に尾道の風景が映り込んでいる。

高校生の頃『ぱすてる』が好きすぎて西日本で一番と言えるほど繰り返し読んだ私は「いつか絶対尾道行く!月咲ゆうに出会う!」と心に誓っていた。

 

時は経ち、月咲ゆうに出会うこともなく青春時代は過ぎ去り、とうとうラブコメ漫画の主人公に自分を重ねるにはあまりにも年を重ねてしまい、奇跡も魔法も無いんだよと現実をつきつけられた元少年は、せめて尾道くらい実在してくれぇ!?と一縷の希望を胸に、広島へ向かった。

 



 

続きを読む

踊る阿呆に見る阿呆

数日前、X(旧てゅいったぁ)のタイムラインにある動画が流れてきた。

 

www.youtube.com

 

阿波踊りの達人」というタイトルの通り、安定感抜群の足運び、千と千尋湯屋に来店してきそうな柔和な笑顔、阿波踊りについて3ミリ程度しか知らない自分でも、この神様上手いんだろうなと感じさせる動画だった。

 

そこで、私はふと気になった。

「ほな、他の人の阿波踊りはどんな感じなんじょ?」

というわけで、阿波踊り、観てきました。

 

続きを読む

未完成の美学

人間に想像力がある限り、この遊園地は完成しない

 

世界一有名なテーマパークを作った、ウォルト・ディズニーの言葉だそうです。

彼の言葉を守るように、ディズニーランドは今でも進化し続け、世界中の人たちを魅了しています。

 

日本にも古来より「完成した瞬間から崩壊が始まる」という考えがあり、建物を建てる際、柱や柱の模様を本来あるべき状態ではなく、あえて逆さにして建物自体を未完成の状態にする、逆柱(さかさばしら)という風習があるそうです。

 

完璧な状態で引き渡せよ!って思う人もいるかもしれませんが、完全な璧(球体)はもうこれ以上先がないという状態でもあり、あとは崩壊していくしかないとした昔の人の考えには、厨二心的なアレも含め、共感しかありません。

 

今回はこの、未完成の美しさについて、語っていきます。

 

みかん星 ハッブル宇宙望遠鏡撮影
続きを読む